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ワールドワイド・アンダーグラウンドロックンロール最前線ブログ。

2017年08月

US/ニューヨーク州/ニューヨーク。bellraysのようなおねーちゃんによるダイナイマイトボーカル・R&Bロックンロール。気合の入ったメガトン級のボーカルと地をはうような演奏。音源ではベースも入っているが、映像などで確認するかぎり2人組み(ギターボーカル+ドラム)。2017/6リリース。

イタリア/カリヤリ。おなじみ?2000年代に攻撃的なガレージパンクサウンドを鳴らしたリッパーズ。2010年代に入ってリリース数は減ったが活動はしている模様で、本作17年の最新アルバムでは、60年代のR&B~サイケ~ガレージのような雰囲気のメロディを重視した作品になっている。昔のシンプルなリッパーズのイメージが残っている人はビックリするかも。しかしこれまた最高である。2017/6リリース。


US/イリノイ州/シカゴ。2014年のデビュー作では日本の各レコードショップでもかなり衝撃的に迎え入れられた覚えがある(firestarterに感覚的に似ていた)。現行型パワーポップ~パンクバンドであるが、メロディが独特で面白いバンド。2016年にリリースされた本作ではフックの効いた演奏とエネルギッシュな歌声、グラムロックアプローチが組み合わさり、幅を広げている。1曲目のイントロのインパクトや、5曲目のメロディの良さは是非チェックしてほしい。2016/10リリース。

UK/イングランド/ノッティンガム。バンド名やジャケットから、US90年代的粗いパンクロックを想像してしまいそうだが、これが意外や70'Sのメロディを重視したパンクロックバンドのような感覚。Slaughter and the Dogsのような熱さを感じる。こういうメロディを全面に押し出す初期パンク的サウンドアプローチのバンドは現在ではあまり居ない気がする。前作も含めて名盤。2017/4リリース。

US/カリフォルニア州/サンノゼ。GSサウンドのような哀愁あふれるメロディををパンクやサイケガレージのフレームを通して演奏する。60年代GSグループがパンクをやっているような錯覚に陥る。1曲目のみかなり垢抜けているが、本性は4曲目に隠れている。そして6曲目が正体。2017/7リリース。

フィンランド/ヘルシンキ。しっとりした味わい深いパワーポップをやっている。bandcampにはこの新シングル1曲ほか、過去のデモも聞けるが哀愁メロディーとラフな演奏という感じ。バンド名はキッダバンドから取っているっぽいです。2017/8リリース。


デンマーク/コペンハーゲン。自らdarkwaveというタグを打っている(こんな表現があるのか)くらい、恐怖感をあおるようなメロディーのニューウェーブ・パンク。本作・過去作ともに非常に作りこまれたメロディで聴きごたえがある。2017/8リリース

US/ペンシルバニア州/フィラデルフィア。シリアスにぶっとばすヒリヒリ・痛快なパンクロック。しかもヒステリックな女性ボーカル。4曲目のイントロのかっこよさを聴いて欲しい。facebook等がないのでメンバー情報があまり集められず申し訳ない。これはちょっとすごいのではないか??2017/6リリース。



イタリア/ボルツァーノ。ハードコアとデス的な要素を含んだロウなパンクロック。どこまでも攻撃的なメロディと演奏・凶暴なボーカルがカッコイイ。3曲目などを聴くとメロディセンスも素晴らしいことが分かる。2017/8リリース。

カナダ/ノバスコシア州/ハリファックスのローファイ&ハイテンションなパンクロック集団が、17年2月のアルバム(紹介済)に続いて早くも5曲入りの新作をリリース。今作の利き所は3曲目!イントロでぶっ飛べる。2017/7リリース。


US/ミネソタ州/ミネアポリス。オルガンをバッチリきかせた60sアメリカン・R&Bガレージサウンド。ものすごいサウンドをかき鳴らしているのにメンバーの遍歴がよくわからない。このバンドはcrawdaddysやboozeの流れを汲んだ、本気の60sマニアの匂いしかしない。ロシアのTHUNDERBEATSとならんで現行ガレージ最重要バンドと言ってもいいと思う。


インドネシア/ブカシ。既に解散済みの男女混合のチープ~アノラックなガレージポップ~インディポップ。おそらく聴けば一発で中毒になる人が多いタイプのバンド。Aggiのバンドキャンプを見ると4枚の音源をリリースしている。これはそのディスコグラフィ。1曲目から古い順に並んでおり、9曲目と10曲目が最終作(2016/10リリース)。この2曲が特に素晴らしい。2017/8リリース。


US/テキサスと日本人の2人組デュオ、ロストバルーンズ。Suspicious Beasts、Blotto等の岡田氏と、Radioactivity、The Marked Men等のジェフ氏のデュオによるインディポップ~カントリー~パワーポップ。どの曲もすばらしい。個人的には少しアッパーな7曲目がやっぱり好きです。

イスラエル/テルアビブ。さあ来た中東パンク。ドロドロしながらも機械質なビートのニューウェーブ・パンクロック。メチャメチャかっこいいぞ。2016年にもアルバムをリリースしていてこちらもカッコイイ。今作はよりニューウェーブ~機械なビートに舵を切った出来。2017/7リリース。


スペイン/カタルーニャ州/バルセロナ。ドがつくほど直球で愚直なロックンロールを連発するバンド。聴く人によってパワーポップにもガレージにもロカビリーにも聴こえる。もう少し棘があったら最高だったけど、非常にすぐれた曲を沢山きける。2、13曲目がオススメ。2017/5リリース。



イタリア/ピエモンテ州/ネッビウーノ。元々は80年代に活躍していたイタリアン・ネオモッド的な立ち居地のバンドだったっぽく、その当時のリリースも残されている(恥ずかしながら知らなかった)。2014年~17年に録音された30年以上ぶりの新アルバムなのだが、歳を感じさせるどころか、最先端ガレージ・モッドサウンドで当時の音源よりキレが増しているくらい。多分50歳超えてるだろうけど、イージービーツのカバーで一番パンクなsorryを選ぶあたり最高としか言えない。2017/7リリース。



こちらが若い頃。聞き比べて楽しんで欲しい。

US/ユタ州/ソルトレイク。ミックスが非常に粗い、完全に自分達だけで作ったんだろうなという質感がよい。メロディが派手になりすぎない、こだわりを感じるパンクロック。しっかりしたレコーディング音源が楽しみ。2017/7リリース。


US/カリフォルニア州/ロサンゼルス。ガールズボーカルでフックの効きがはげしいひねくれガレージポップ。シングル2曲のうち1曲目が非常に良い。2017/7リリース。


US/バージニア州/ディンウディー。キーボード&電子ピアノがメロディの中心になったローファイ~アノラック的アプローチのチープ・ロックンロール。これは最新作ではないのだが、こちらのアルバム(42曲もある!)を楽しんでから他に進むのがいいと思います。どの曲もキャッチーだけど2、6、22、27曲目あたりがパワーポップ的にアツいです。2017/4リリース。


US/ワシントン州/シアトル。名前からパワーポップを想像してしまうが、WIREやGANG OF FOUR的なソリッドなニューウェーブ・パンク。ファンクのリズムも取り入れていて、2000年前後のKレコードのような雰囲気を持っている感じ。見逃さなくて良かった…!全曲最高にカッコイイ。2017/1リリース。


US/マサチューセッツ州/ボストン。病的なメロディーと機械的なビートでの宅録ソロプロジェクト。カオスなパンクロック~ガレージのサウンドが楽しめる。2017/7リリース。

US/イリノイ州/ネイパービル。ポートランドに同名バンドがいるが、このバンドとは別。活動自体は2011~12年くらいにしていたようで、音源などが残っていないと思われる。この音源もタイトルどおりライブ音源。
ハードコアな歌い方と70年代式パンクが重なった最高にいい音を出している。
フェイスブックを見つけたら、ポートランドのロカビリーバンドのロゴを使ってパロディで遊んでいた。パンク心あふれていて良い。2017/6リリース(録音はおそらく2011年くらいと思われます)。




US/ミネソタ州/セントポールのポップパンクバンド。以前もシングル盤で紹介したが今回アルバムがリリースされた。ロックンロールフレーバー強めのポップパンクサウンド。リリース数が非常に多いバンドではあるが、一時期女性ボーカルが抜けていた(と思われる)時期がある。今作は女性ボーカルもしっかり入っている。言葉として適切か分からないが、非常にお手本のようなポップパンクアルバム。2017/6リリース。


カナダ/ケベック州/モントリオールのガールズ・パンクロック。前作アルバムWanna Be Bad(紹介済み)が素晴らしく、期待値が上がっていたところでの2曲いりシングル。アルバムよりガレージ感を減らしている。BABY SHAKESの後を追うようなサウンドではあるが、(近年のBABY SHAKESより)パンク度が高い。でもロックンロールしている。メチャメチャレベルの高いガールズ・パワーポップ&パンクシングル。ジャケットもかわいいよね。2017/7リリース。


US/ペンシルバニア州/フィラデルフィア。パワーポップ~ギターロックを中心として、ハードロック的アプローチ(1、6曲目)、ソウル的アプローチ(2、8曲目)、フォーク的アプローチ(7曲目)など多様な音楽性を含んだ非常に聴きごたえのあるロックンロール・アルバム。ボーカルが少年ソウル声+シャウトというのもポイントが高い。このブログに限らず年末にはベストアルバムに名を連ねるのではないでしょうか。2017/7リリース。


オーストラリア/ニューサウスウェールズ州/ニューカッスル。2ピースロックンロールトリオのデビュー盤。Leeson & Valeを思い出させるバツグンのポップセンスを見せる。ソフトロック~ポップロックで「わかってる」サウンドを奏でる期待の新人。ジャケットから伝わる雰囲気も最高。2017/4リリース。


US/ノースカロライナ州/ウィンストン・セーラム。フェイスブックページなども消えてしまっているため(解散?)詳細はよくわからない。バンドキャンプにも単発曲が沢山あがっているが、この音源はアルバムっぽくまとめられている。ほとんどが弾き語り曲的なものだが、1・3曲目が優れたパワーポップの曲となっている。2016/5リリース。

US/イリノイ州/シカゴ。Jeff Jelenを中心とするバンド。Jeffは Charles Bronson、Mk-Ultra、 Punch In The Face、VMWなどでプレイしておったそうです。ということで80年代のパンクから地繋がりのロックンロール・サウンドを展開。間違いのないパンクでパワーポップサウンドです。

US/ウィスコンシン州/ミルウォーキー。男女混合の現代型パワーポップ・パンクバンド。アルバム「ice cream」がとにかく素晴らしかったバンドの3年ぶりの音源。ミックスが甘いのもあってかアルバムで感じさせたカットビ感が少ないのが残念だが、それでも十分すごい。2曲目が素晴らしい。2017/5リリース。

US/ペンシルバニア/コーツビルの3ピースバンド。
これは凄いバンドだ。曲ごとにかなりスタイルが変わり、8ビートパンク以外の曲も多いのだが、8ビートパンクの曲のクオリティがすさまじく高い。(もちろんそれ以外の曲も凄くよいのだが)
このブログ的に聴くべきは1・2・4曲目。特に1曲目がすごい。
James McGillというボーカルが爆発的才能をもっているっぽくて、彼のサウンドが軸になっているようだ。2017/5リリース。



ジェームス君の個人のBANDCAMPもあった。

オーストラリア/タスマニア州/ホバート。
60年代風のいでたちをしているし、1曲目を聴く限り「お、ビートリッシュなあれ?」と思うが、実態は70年代~80年代のモッドリバイバルバンドが60年代の音楽をやったときのアレだ。
SQUIREやTIMES、JETSETなどに近い。それらのバンドがガレージサウンドも取り入れたらこうなった、という感じだろう。3曲目を聴いてみれば正体が見えると思う。70年代のチープなUKパワーポップフリークが歓喜すると思う。2016/11リリース。



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